おいしいてびちそばを調理するためには豚足を丁寧に煮込むことが大切

おいしいてびちそばを調理するためには豚足を丁寧に煮込むことが大切

てびちそばで最も大切なのが、長時間煮込んで味付けした豚足（てびち）です。スルスルと飲めるゼラチンスープは美肌に最適、コリコリ食感を楽しめる軟骨はてびちそばのマストなトッピングといえるでしょう。てびちそばの麺は、うどんでも代用できますが、てびちは市販品を購入するか自分で調理する必要があります。もし自分で調理するときは、丁寧に煮込むのがポイントになります。沸騰したお湯の中に豚足を入れてアクやぬめりを取り除きましょう。次にたっぷりの水と泡盛を加えた鍋を用意して煮込んでいきます。3時間ほどたったら食べやすいサイズに切り、鍋にかつおだしや昆布を投入、しょうゆと砂糖で味付けすれば完成、そばにトッピングした味わうだけです。豚足のサイズにもよりますが3時間ほど煮込むと表面がトロっとした触感になり、中の肉も柔らかくなります。硬めが良い場合は2時間30分ほど、もっと柔らかくしたい場合は3時間30分から4時間ほど煮ると好みの食感にできます。

コラーゲンと栄養たっぷり！軟骨や皮も魅力のてびちそば

沖縄で「てびち」と呼ばれる豚足は、良質なタンパク質とたっぷりのコラーゲンを含むことからヘルシーかつ美容効果を期待できる食材です。特に体の免疫や調子を整えるビタミンDとビタミン12をたくさん含んでおり、沖縄県民の長寿の理由ともなっています。そんな豚足の魅力を余すことなく楽しめるのが、てびちそばです。砂糖・しょうゆ・泡盛で煮込んだ豚足をトッピングあしており、モチモチ食感の麺と一緒に食べるととても美味しいです。てびちそばを味わうときは、軟骨や皮も一緒に味わってみてください。長時間煮込んだ軟骨はとても柔らかくコリコリとした食感が心地よく感じられます。また皮はたっぷりのコラーゲンとエラスチンが含むゼラチンになっており、ゼリーのようにスルスルといただけます。沖縄料理といえばゴーヤチャンプルーやサータアンダギー、ソーキそばなどが有名ですが、ぜひ豚足の軟骨や皮の美味しさを心ゆくまで味わえるてびちそばも味わってみてください。